南海トラフ地震発生帯掘削計画(NanTroSEIZE)で採取したコア試料を高知コアセンターへ 搬入
概要
海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」は、平成19年9月21日から、初めての科学掘削航海となる統合国際深海掘削計画(IODP)「南海トラフ地震発生帯掘削計画(NanTroSEIZE)」を紀伊半島沖熊野灘において実施しておりましたが、平成20年2月5日に第3次研究航海が完了し、今年度の南海掘削を終了いたしました。「ちきゅう」は2月12日(火)に新宮港を出港し、高知新港(高知県高知市)で高知コアセンターへのコアの積み下ろし作業を実施する予定です。
第3次研究航海の実施内容
平成19年12月19日から平成20年2月5日までの全49日間、南海トラフのプレート境界断層、岩石の変形破壊過程とその広がり、断層帯の物性を包括的に調査することを目的として、掘削により海底下から柱状地質試料(コア)の採取を実施しました。
搬入スケジュール
第3次研究航海で採取されたコア試料は下記スケジュールで、高知大学と海洋研究開発機構が共同運営する 「高知コアセンター」へ搬入する予定です。
2月12日(火) 新宮港出港
2月13日(水) 高知新港入港 コア試料の積み下ろし準備
2月14日(木) 積み下ろし後、高知コアセンターへ輸送・搬入
2月15日(金) 引き続き高知コアセンターにて搬入作業を実施