E&O

J-DESCコアスクール コア解析基礎コース

 

J-DESCコアスクールの一環として、高知コアセンターにおいて、コア解析基礎コースを開催します.

コア基礎解析コースは,高知コアセンターで過去5回行われてきたコア解析スクール(入門コース・実践コース)に対応するコア解析に関する基礎コースです.これまでのコア解析スクールでは,100名を超える参加者が実際に深海底から採取されたコアを材料としたコア基礎解析法について,レクチャーと実習を通して理解を深め,それぞれの実践の場へ応用してきています.このコースは,コア研究の第一歩として必要不可欠な解析方法を実践的に修得できるプログラムであり,掘削船上や研究船でのコアフローや初期計測の疑似体験が出来ます.

IODPによる「ちきゅう」Expeditionがスタートし,また,ジョイデスレゾリューションによるExpeditionも2008年から再開される予定です.これらの航海にSedimentologistとして乗船予定の方を対象とした特別実習班を構成することも検討しています.コア解析の基礎をじっくり学びたい方,あるいは,実践的にコアフローや船上作業を体験したい人などに臨機応変に対応します.是非,ご応募下さい.

開催日程等

期間

2008年3月15日(土)13時 〜18日(火)12時 (4日間)

      • 受付:2008年3月15日(土)12時〜13時
      • ただし,3月15日11時から高知コアセンターのラボツアーを行います.ラボツアーへの参加を希望する方は, 11 時までにコアセンターにお越し下さい.
開催地

高知コアセンター(高知県南国市物部乙200 高知大学物部キャンパス内)

募集人数

18名程度

参加対象

ピストンコア(海洋,湖沼など)および深海掘削コア,陸上掘削コア等を主な研究材料としている(もしくは,これから研究しようとしている)学生,大学院生,研究者など

※博士課程院生以上の方には,実習グループのリーダー役をお願いする場合があります.
参加費用(予定)

9,000円程度(宿泊費,懇親会費等込み、交通費別)
 参加費(資料代等) 3,000円
 宿泊費 2,100円(3泊)
 懇親会費 2,500円
 弁当代 1,400円

※J-DESC会員機関からご参加いただく大学院生の方には、参加旅費として8千円程度の援助があります. 旅費援助の詳細については該当者に後日連絡する予定です.
※諸費用は、15日の受付の際にお支払いいただきます

参加申し込み締切

2008年2月29日(金)

 

参加申し込み方法

申込フォーム(エクセル;0803_CoreS_Registration.xls)をダウンロードし,必要事項を記入の上,コアセンター技術補佐員の柳本志津(jm-yasizu at kochi-u.ac.jp)まで,メール添付で申し込んでください.

  • 送付するエクセル書類のタイトルは,次のようにしてください(Registration を消し,末尾に申込者の名前をローマ字で加える).
      例,0803_CoreS_ikehara.xls


宿泊


宿泊は、物部キャンパス内の宿泊施設(厚生会館)です. 1泊700円. 事務局側で、性別等を考慮して割り振りをさせていただきます。
宿泊は、3月15日、16日、17日の三泊分を事務局で一括して手配します. スクール前日および解散日等の宿泊は各自で手配をお願いします.

飲食

  • 15日夜に懇親会を予定しています。
  • 平日の昼食については、高知大学生協の食堂が利用できます。
  • 期間中の朝食については、事務局にて会場に用意します。
  • 週末は事務局にて昼食および夕食を用意します。

注意事項

  • コアセンター内は基本的に禁煙です。喫煙場所は中庭に一箇所用意されています。
  • コアセンター内は土足禁止です。上履きをご持参ください。
  • 筆記用具を持参してください。その他必要となるものはセカンドサーキュラーでお知らせします.
  • パソコン、デジタルカメラを持っている方は、持参することをお勧めします。パソコンは必要な場合コース毎に貸し出しが可能です。
  • 物部キャンパス周辺は、生協購買を除き、コンビニなどはありません。

 

コア解析基礎コースの概要

実習スタイル

  • 全体レクチャーとして,統合国際深海掘削計画(IODP)の概要や,掘削船上でのコアフロー,各計測などの概要を解説する.
  • 6人ずつ3グループを構成し,数mのコアを材料として岩相観察,スミアスライド観察,各装置の実習を実践していく.
  • グループ単位でローテーションしながら,装置ごとにレクチャーと実習を行い,各計測機器の原理,操作法,データ解析法を習熟する.
  • それぞれのグループごとに実習・計測結果をとりまとめ,最終日にプレゼンテーションを行う.
  • 世界の堆積物のスミアスライドを作成し,各自持ち帰る.

 

レクチャー概要

  • IODP概論
  • 岩相記載概論
  • スミアスライド概論
  • 非破壊コア解析概論 など

 

講師(予定)

  • 飯島耕一(海洋研究開発機構地球内部変動研究センター)
  • 池原 研(産業技術総合研究所地質情報研究部門)
  • 池原 実(高知大学海洋コア総合研究センター)
  • 坂本竜彦(海洋研究開発機構地球内部変動研究センター)
  • 多田井修(マリンワークジャパン)
  • 久光敏夫(海洋研究開発機構高知コア研究所)
  • 村山雅史(高知大学海洋コア総合研究センター)

 

実習コア

  • 日本海で採取したピストンコア(KY04-09 PC-12):日本海の明暗互層,生物擾乱,ラミナ,テフラ,タービダイトなど.
  • 東海沖ピストンコア:半遠洋性堆積物,テフラ,タービダイトなど
  • その他,これまで世界中の海洋から採取し,コアセンターで保管している海洋コア(炭酸塩軟泥,赤色粘土,半遠洋性堆積物,珪質軟泥,IRD含有堆積物等)


実習項目

X線CTスキャナ解析,肉眼岩相記載,スミアスライド観察,マルチセンサーコアロガー計測,分光測色計測定など

利用機器

X線CTスキャナ,マルチセンサーコアロガー(帯磁率計,ガンマ線,デジタルイメージなど),分光測色計,実体顕微鏡,偏光顕微鏡など


主催・協力
主催 日本地球掘削科学コンソーシアム
共催 高知コアセンター21世紀の地球科学を考える会海洋研究開発機構地球内部変動研究センター海洋研究開発機構地球深部探査センター産業技術総合研究所地質情報研究部門
協力 株式会社マリン・ワーク・ジャパン

 

お問い合わせ
コア解析基礎コースについてのお問い合わせは、コース事務局の池原(ikehara at cc.kochi-u.ac.jp)にて承っております.


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