高知コアセンターニュース

掲載日:2007/06/03 (Thu)

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IODP第323次研究航海のコア試料から、史上最多数の陸上サンプリングを行いました。

 

2009年7月5日〜9月4日、更新世の古海洋学とベーリング海における気候変動史の再構築を目的に、IODP第323次研究航海がベーリング海域において海底下約5,700mにおよぶコア試料を採取し、2009年10月に高知コアセンターへ搬入しました。2009年11月30日から12月9日、37名の研究者が各国から高知コアセンターへ一同に会し、同研究を目的として約3万点のサンプルを採取しました。 残りの約2万サンプルは、その後、3ヵ月ほどをかけて、高知コアセンターの職員によってサンプリングを行ないました。また、作業の補助とスピードアップのために、12名の日本人研究者と研究生によるミニ・サンプリングパーティも開きました。

関係者の精力的な働きの結果、計画された全ての研究用試料は、2010年4月22日に全て無事に完了することができ、最終的なサンプルは約53,000試料にのぼります。これは、1回のサンプルリクエストにおいて海底科学掘削史上、最多記録となりました。

高知コアセンターでのサンプリングパーティー

 

ベーリング海の高解像度連続サンプリング

 

 

 

 

 

 

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